Vistaが重い/遅い場合の対処方法

Vistaが重い/遅い場合の対処方法として、以下が挙げられます。

メモリを増設する

Windows Vistaではメモリ増設が重要

Windows Vistaは、発売当時 パソコンに1GBしか搭載されていないということがしばらく続きました。
そのためWindows Vistaは遅い、というイメージが付きましたが、
多くはメモリの増設で大幅な動作の改善を見られるケースが多いようです。

Vistaでメモリが1GBしかない場合、1GBのリソースをシステムのみで使い果たしてしまうために
処理速度を向上させることは難しいと言わざるを得ません。
いろいろ設定などをいじって高速化の作業を行っったとしても、メモリの搭載量に変化がなければ
まったく動作の改善は見られないといっても良いでしょう。

ですので、Windows Vistaではまず一番にメモリ増設を行って、
その後高速化の設定を行っていくのが一般的な対処法になります。

Windows VistaはXPと比較して、多くのメモリを必要としています。
Vistaの場合、PCのスペックにもよりますがXPの2倍はメモリーを搭載しておくべきでしょう。
Windows Vistaでは最低でも2GB必要でしょう。
できれば最大搭載量までメモリーを増設することで動作が軽快になることが多いです。

 

セキュリティ対策ソフトの負荷を考慮する
セキュリティ対策ソフトやウイルス対策ソフトは、メモリなどPCのリソースを多く使用することがあります。
ソフトによってはアップデートやスキャンが突然始まり、PCの動作が遅くなったり、最悪フリーズを起こしたりする要因になります。
セキュリティ対策ソフトを低負荷のものに変更することで、PCの動作が軽快になるかもしれません。

一般的に、パッケージ製品(カスペルスキー、Norton、ESET、ウィルスセキュリティ、ウィルスバスター等)は高負荷のものが多い傾向にあります。
しかしながら、仕事で使うPCであればこの中から選ばないといけなかったりします。

その場合はESETをお勧めします。Canonの製品で、国産で安心ですし品質も高い評価をされています。
ちなみに、”ウィルスセキュリティ0”という製品は安いですが、これを入れるくらいなら無料でもっと高性能のものが沢山あります。
無料ソフトで有名なのはAvast、Avira、MSEなどでしょう。

 

使わないプログラムを削除・停止させる
使わないソフトはコントロールパネルの”プログラムの追加と削除”から削除し、
普段使用しないがたまに使うような常駐プログラムがある場合は、Vistaの起動時には停止させておき、
使うときだけ起動させるといったやりかたでPCの負荷を軽減させると良いでしょう。

Windows Vistaに標準のWindowsサイドバーやWindows Defender、WindowsAeroなども
動作させないようにすることでPCの負荷を軽減できます。

 

視覚効果をOFFに設定する
Vistaの視覚効果は、システムのプロパティにある「パフォーマンスオプション」の
「視覚効果」タブからまとめて指定できる。視覚効果のタブには4つの選択肢が用意されており、
デフォルトでは「コンピュータに応じて最適なものを自動的に選択する」の設定になっているが、
PCの性能にかかわらず全視覚効果を有効にする「デザインを優先する」、全視覚効果を無効にする
「パフォーマンスを優先する」、そして視覚効果を個別に有効または無効にできる「カスタム」の設定も可能です。

Vista特有の頻繁なHDDアクセスを軽減する
Windows Vistaは、XPと比較するとHDDへのアクセスが頻繁に行われるようになっています。HDDへの過剰なアクセスを軽減することで、遅い・重いというトラブルを改善することも可能です。

PCのメンテナンスを行う
Windowsのメンテナンス機能でもあるディスククリーンアップ、ディスクデフラグ、チェックディスクを定期的に実行することでHDDの経年劣化による速度低下などを軽減して、PCの動作が改善する場合もあります.

 

アップデート
マイクロソフトからは定期的にWindowsのアップデートが提供されています。Vistaは特に更新プログラムが多く、
セキュリティの向上、機能やパフォーマンスの改善が見られますのでアップデートしたほうがいいでしょう。

また使用頻度が高い、ブラウザやAdobeのソフトもアップデートでパソコン全体を快適に使えることに繋がります。特にブラウザはIE7、IE8から最新版のIE9にすることでインターネット閲覧が早くなります。

ReadyBoost
メモリーの増設が出来ないときや、増設してもより速度を向上させたいときは、Windows Vistaの機能であるReadyBoostを使用することでパフォーマンスの向上を図ることができます。